生きてるってこういうこと!

#青年海外協力隊としてベトナムで過ごす日々。旅が私を変えてくれた。人が私の心を満たしてくれた。どんな時も自分が自分らしくいれるために大切なことはここに記録しました。

この国で生きていくということ

初めて病院に行った話。

 

何が原因かわからない。突然それは私を襲ってきた。

ベトナムといえば、空気が汚い。外に出るにはマスクが必須でサングラスもあった方がいいほど。ただ、フエはベトナム国内において、空気汚染はそれほどではない。ホーチミンハノイはひどいのだ。

 

そんなことわかっていたけど、甘く見ていた。

ホーチミンに遊びに行った際、無意識に目を擦って掻いてしまったのが原因?でものもらいになったのだ。

日本であれば、よくある話。眼科に行って目薬やら飲み薬をもらって2、3日もすればよくなる。

 

だが、ここは違った。

患部は少し腫れている程度。これなら、自然治癒かな。絶対に触らない。そして清潔にする。

 

翌日、腫れが増す。膿ができる。

職場に行くと、私の目の状況を見て、病院に行ってこい。と同僚。

ただ問題は多い。ここはフエ。病院といっても、ローカルな感じ。本当に信頼できるのか?そして言語。私はベトナム語も英語もまともに話せない。例え、自分の症状を伝えられても、医師が行ったことを理解できる自信はないし、ましては薬や服薬情報となると、聞き間違えれば大問題だ。

 

そういう、外国人にしかわからない不安や心配はなかなかベトナム人には理解しにくい。

そんなことを頭で考えていた。

どりあえず、保健師に相談。写真を送り、症状を見てもらう。

やはり、病院受診を勧められた。

もし言語面で不安なら、電話で通訳すると。

うん。。それなら行くか。と渋々行く準備をする。

 

一応状況を配属先のボスに相談。すると、同僚を一人同行させると。

ここでようやく、同僚が動き出す。

やはり上からの指示は絶対なのだ。

これがないと動き出せない社会。個人単独では動けない。

 

それから唯一の国際病院を受診。

待ち時間が長いことは覚悟していた。受付を済ませ、眼科へ。患者0人。医師2人。

早速、診察。視力検査?目の状態を見た後、膿を取ろうとする。あまりの痛さに叫ぶ。泣く。

 

結局膿は取れず、塗り薬、飲み薬を処方され、帰宅。

 

これで症状がよくなるはずだった。

でも、この薬の副作用が私を苦しめるとは。

薬は適切だったが、量が多すぎたのか、私の体には強かった。

身体中に倦怠感、頭が割れるほどの頭痛、眠気、背中の痛み。

それに伴い足の付け根や背中に湿疹。

 

耐え兼ねる辛さ。そして不安。

どうなってしまうのか。私。

 

そんな時、お見舞いに来てくれる同僚。その優しさに涙。

 

翌日、再診。

ボスに相談すると、またしても同僚を同行させると。すごいな。この指示力。

ここでわかる、私に対する待遇の良さ。

ボスは言った。

「あなたがどんな状態で苦しんでいるのか。何が必要なのか。それは言葉にしないと決して私たちはわからない。」

日本とは違う。ベトナム人は察するということはしない。だから、全て私次第なのだ。日本人の思いがちな迷惑をかけないように。とか、相手にどう思われるか。とか。

そういう感覚は捨てなければいけない。

わかっているはずだけど、まだまだできない現実。

 

目の状態は回復傾向。

薬を変えてもらったが、またしても強い薬。

 

保健師に相談し、量の調整をして様子をみることに。

 

これも経験か。

やはり健康第一。

健康体であってこそだ。